PRODUCTS製品紹介

人と地球にやさしい快適環境の実現を目指し、
次世代の空調システムを追求しています

自動車空調システム

冷やす・あたためるをキーテクノロジーに、カーエアコンを構成する様々な部品を世界規模で製造・販売。大手自動車メーカー、建設機械・農業機械メーカーからの信頼にお応えしています。

システム製品

ヒートポンプシステム

外気の熱を利用し、冷媒の圧縮、液化、蒸発を繰り返すことで、省エネルギーで暖房・冷房する空調システムです。ヒートポンプの電力消費のみで外気の熱を室内に移動させることができ、使用電力以上の効果を得られるのが特徴です。

システム製品構成部品
  • コンプレッサー

    コンプレッサー

    コンプレッサーは、冷媒を圧縮して高温にし、膨張させることで冷気を生み出します。モーターを内蔵しているため、エンジンの動力は必要ありません。HEVやEVなどの車両の冷房や暖房システムにおいては燃費向上、静粛性、 環境負荷が低いなどに貢献します。

  • HVACユニット

    HVACユニット

    HVAC(heating, ventilating and air-conditioning unit)は、自動車空調システムの中核部品で、内気・外気の切替え、熱交換器で冷却・加熱された空気を、最適な温度や湿度、風量に調整します。

  • 熱交換器

    熱交換器

    コンプレッサーで圧縮された冷媒を、蒸発(気化)、凝縮(液化)させ、空気を冷やし、あたためます。

  • 水加熱ヒーター

    水加熱ヒーター

    電気自動車の暖房熱源に電気ポットのように、水を電気で加熱する「水加熱電気ヒーター(ECH)」を開発しています。

  • 空調用配管

    空調用配管

    サンデンでは主にアジア、インド地域を中心に開発、生産体制を構築し、グローバルに供給しています。

オフハイウェイ車用
空調システム

オフハイウェイ車用空調システム

その他

インタークーラー
  • インタークーラーは、ターボチャージャー(過給機)を搭載した車に取り付けられるパーツで、圧縮された空気を冷まし、燃費改善やエンジン出力を向上させる役割があります。

SANDEN COLUMNカーエアコンの仕組み・
コンプレッサーの役割

カーエアコンは、車内を快適な温度に保つための重要な機能です。その仕組みは、冷媒と呼ばれるガスを「気化→液化→再び気化」させるサイクルを繰り返すことにより実現しています。

この過程で、気化するときに冷媒が周囲から熱を奪い、液化するときに圧縮されることで効率的に車内の温度を下げるのです。ガスを圧縮して高圧にすることで液化がしやすくなり、エアコンの冷却機能が可能になります。

エアコンシステム内での冷媒の流れ

コンプレッサーを利用して「冷やす」「暖める」仕組み

  1. コンプレッサーでエアコンガスを圧縮する

    冷媒を圧縮し、高温・高圧の状態にします。これにより冷媒は効率的に冷却されやすくなります。

  2. コンデンサーでエアコンガスを冷却する

    圧縮された高温・高圧の冷媒ガスを冷却し、気体から液体に変換します。この時、冷媒の温度が下がります。

  3. レシーバーに液状で冷媒を蓄える

    液状になった冷媒を一時的に蓄え、不純物や水分を取り除く役割を果たします。

  4. エキスパンションバルブにて噴霧

    冷媒を噴霧し、圧力を急激に下げることで冷媒が気化しやすい状態にします。ここで冷媒が冷たくなり、冷却効果を持つようになります。

  5. エバポレーターでブロアファンの空気を冷やす

    気化した冷媒が再び熱を奪い、エバポレーターの周囲を通過するブロアファンからの空気を冷やします。この冷えた空気が車内に送られ、快適な車内温度が維持されるのです。

以上のように、カーエアコンは冷媒ガスを巧みに循環させ、気化と液化を利用することで車内を快適に冷却します。
コンプレッサーはこのシステムの要であり、冷媒を圧縮して冷却効果を発揮させる重要な役割を担っています。

pagetop