ニュースリリース

2021

グローバルマザー工場での電動コンプレッサー生産ラインの自動化による量産を開始
2021年01月06日

 サンデンホールディングス株式会社(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役 社長執行役員:西勝也 以下、当社)は、中期経営計画SCOPE2023の重点戦略である5つの改革プランを着実に進めております。


 改革プランのひとつである『基盤収益力の向上』に繋がる施策として、サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社は、グローバルマザー工場である群馬県伊勢崎市の八斗島事業所の電動コンプレッサー生産ラインの組立工程の自動化を完了させ、2020年10月より量産を開始しました。この生産ラインの年間生産能力は 75万台であり、新ラインとして新製品の供給を開始しております。


 自動化の主な内容は、ロボットを活用した組立作業の自動化であり、自動化率75%を達成しています。 検査工程においては3Dカメラによる画像解析、画像検知システム及び電気性能試験などを導入し、生産 ラインへの投入人員は、従来比1/3に抑えております。


 また製造実行管理システム(MES)導入による物流管理機能充実(トレーサビリティ)、作業者管理機能改善、品質管理機能強化の実現を目指しています。


 製造現場での情報管理ペーパーレス化、配員効率の見える化と作業者資格保証制度、品質管理では統計的品質管理手法(SPC)の自動化により、製造品質データと仕損費を一元化して、お客様への品質保証向上及び製造コスト低減を図ります。


 今後は大きくなる需要に応えるべく、欧州や中国工場へグローバルに展開を進めていきます。


 当社は、2030年の社会のありようを見据え、『環境と快適が調和する豊かな社会の実現』をビジョンに掲げています。電気自動車(EV)の普及に合わせて電動コンプレッサーを供給することにより、脱炭素社会の実現に貢献していきます。