SANDEN Peoples
人を知る
世界サイズの安全を作り込む


大学院・電気電子工学卒
群馬県内での就職や、電気電子関係の仕事に携わること、転勤する可能性が低いことを条件に会社を探しました。サンデンに興味をもったきっかけは、Web開催のインターンシップ(2021年当時)に参加した際に感じた、会社の柔らかい雰囲気です。社員の方から会社のことをすごく丁寧に教えていただいことや、社員同士も仲が良さそうに見えたことから、この会社に入ったら仕事がしやすいだろうなと思いました。ちょうど経営改革で会社が変わろうとしていた頃でしたが、世界の先進的な技術に触れる機会も増えるのではないかと期待しました。

入社以来、EV(電気自動車)に搭載される「水加熱ヒーター」という装置の開発チームに所属し、回路設計の検証という仕事に携わっています。
「水加熱ヒーター」とは、EVの暖房に使用されるヒーターで、冷媒をモーターの電気で加熱して循環させ、車内の空気を暖めます。エンジンの場合は排熱を利用できますが、EVはモーターからの熱が弱いため、このような専用の装置を搭載します。サンデンには、外気の熱を利用して車内を冷暖房する「ヒートポンプ」のしくみを使ったシステムも開発していますが、「水加熱ヒーター」は外気温に関係なく、モーターを駆動すればすぐに加熱が始まる即効性のある暖房装置です。
私はこの装置のシステム開発チームの一員として、設計された回路の安全性などについて、基板を動作させて検証する仕事を担当しています。基板の検証は、製品や自動車の安全性に関わる業務なため、慣れた作業でも手順通りにしっかりやることが重要な仕事です。
とはいえ、毎日分からないことが発生しています。自分では判断できない場合はすぐに先輩・上司に質問したり、ソフトウェアや筐体設計など、他のチームにも聞きに行きます。業務中でも、こちらが聞けば面倒がらずに教えてくれるのは、サンデンならではの社風かもしれません。

実験結果や設計した回路図を適切に管理する「構成管理」も担当しています。入社前はまったく知らなかった仕事でしたが、周囲に助けていただき、今では適切に管理できるようになりました。自分なりにやり方を変えたり、試してみたりしながら、徐々にできるようになっていく。そうした経験を積み重ねているので、1年前の自分よりは確実に成長していると感じます。
それから、海外のお客様から英語で要求仕様書をいただいたり、海外の工場に立ち会いで出張したときにはグローバル企業らしい面を感じます。寒い地域、標高の高い場所など、世界各地で使用される製品を作っていて、人や自動車の安全性につながっている仕事なんだと改めて気づかされます。
はじめは想像もできなかった仕事でも一人で完遂できるようになったり、不具合を一人で解決できたときは自分の成長を実感します。しかしまだまだ分からないことが多いので、今はまず「一人で業務を全うできるようになる」を自分の目標に置いています。現状に満足せず、もっと効率よい方法はないかと日々探究することが大事だと思います。
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出社。2分くらい余裕があるのでスマホで漫画を読む。 |
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8:10 | 始業。パソコンを起動し、メールを確認し必要なら返信。当日のスケジュールを確認する。 |
8:30 | 案件の今後の予定、実験結果や組織図などの成果物が更新されているかチェック。 |
10:00 | 10分休み。売店で買ったパンを食べる。10分休み中に業務を続けた場合は別の時間に10分間の休憩を取る。 |
10:10 | 案件の進捗情報についての共有会議。 |
11:00 | 案件の要件分析、回路設計、基板設計が完了したので各成果物が社内ルールに従っているか確認。 必要があれば修正を依頼する。 |
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昼食 |
12:40 | 試験の日程調整。実験室や必要な器具を希望日に使用できるか確認する。 |
13:30 | 午前中の業務の続き。 |
15:00 | 10分休憩。スマホで漫画を読む。 |
15:10 | 休憩前の業務の続き。 |
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退社。混むのでできるだけ早く帰る。 最近は定時退社だが、実験の失敗や突発的な業務などにより残業1~2時間の日もある。 |
- 家賃補助がある
- 群馬県外への
転勤がほぼない - 出社時間に
融通が利く
(私の部署では) - 困ったときに
相談できる人が多い