化学物質の適正管理
製品中の有害化学物質の削減を基本方針とし、化学物質規制管理体制の構築を推進していきます
有害化学物質規制への対応
サンデングループは、グローバル企業として、ELV指令※1、RoHS指令※2、REACH規則※3に対応し、有害化学物質の含有量削減を基本方針として製品づくりを進めています。ELV指令、RoHS指令への対応では、免除項目が設けられている一部の鉛含有金属を除いて規制物質の使用を全廃しています。
REACH規則への対応では、2008年12月までに予備登録を完了し、今後、強化される化学物質規制への早期対応と管理体制の構築を進めています。また、化学物質に関する最新情報を入手するシステムを導入し、国内外の新規規制に対応しています。
2012年度には、新たに化学物質管理システムを導入し、より効果的で効率的な運営を推進しています。
※1 ELV指令:2000年10月にEUが施行した自動車のリサイクル指令。自動車に使用される鉛、水銀、六価クロム、カドミウムの使用量を規制。
※2
RoHS指令:2006年7月にEUで施行された有害物質規制。EU圏内で、電子・電気機器への鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェニルエーテルの使用が原則禁止。
2015年6月にフタル酸エステルなど4種類の規制物質が追加され制限物質は10物質となっている。
※3 REACH規則:2007年6月にEUで施行された化学物質の登録、安全性評価、使用制限、使用認可を生産者に義務付ける規則。EU内の事業のみならず、対EU輸出業者も対象。
グリーン・サプライの展開
お取引先協力会(MPS会)
グローバル市場の環境規制や特定物質の管理要請に対して、サプライチェーンにわたる対応を図っています。
そのために 「グリーンサプライガイドライン」
を策定し、部品や原材料・生産設備・サービス等を納入していただいているお取引先各社に対して、環境マネジメントシステムや特定化学物質の使用について幅広く管理・規制をお願いしています。
各種規制の見直しに伴い、2024年3月にグリーンサプライガイドライン第9版を発行しました。
化学物質の管理
サンデングループは、グローバルな規模で進む化学物質規制に対応するため、PRTR※ 対象物質をはじめ、法令に沿って様々な化学物質の削減活動を進めています。
サンデンの2023年度の届出対象の化学物質(3種類)取扱量は、下記のとおりとなりました。今後も、適切な管理を実施していきます。
※ 2019年度より、八斗島事業所のみの取扱量とします。