ニュースリリース

2019

「食品の腐敗メカニズムの解明と冷蔵プロセスの最適化」の産学共同研究を開始
2019年03月11日

サンデン・リテールシステム株式会社(本社:東京都 代表取締役社長:森益哉、以下サンデンRS)は、3C株式会社(本社:群馬県高崎市 代表取締役:佐藤元彦 以下、3C社 )※1と、株式会社MARS Company(本社:群馬県高崎市 代表取締役:大野正樹 以下、MARS社 )※2と、国立大学法人 東京大学大学院工学系研究科(研究科長:大久保達也 以下、東京大学)バイオエンジニアリング専攻(佐久間一郎教授、田畑仁教授、津本浩平教授、高井まどか教授)は、「食品の腐敗メカニズムの解明と冷蔵プロセスの最適化」の産学共同研究を2018年12月1日より開始しました。


3社、4研究室による産学共同研究により、電場の基礎物性、タンパク質、バクテリアの3つの観点から食品の腐敗メカニズムを研究し、冷蔵プロセスの最適化を図ります。


MARS社、3C社が開発した「蔵番」による電場技術(電場を利用し、冷蔵技術と組み合わせることで長期鮮度保持を可能とする技術)を用いると、通常の冷蔵機器に保存した場合と比べて長期間保存しても、高鮮度を保てるのかについて、解明していきます。
本研究の中で、東京大学バイオエンジニアリング専攻の4研究室(佐久間研究室、田畑研究室、津本研究室、高井研究室)が腐敗メカニズムの解析や各種実験・検証をし、MARS社、3C社は本研究の根幹である電場技術、冷却機器の提供及び技術者の派遣により本研究の実験・検証をし、サンデンRSは長年、冷凍・冷蔵ショーケースや自動販売機で培ってきた冷却技術の提供、技術者の派遣、資金の提供を行っていきます。


本研究により腐敗のメカニズムを解明し、冷蔵プロセスを最適化することでさらなる長期高鮮度保存を可能とする冷凍・冷蔵機器の開発・製造を東京大学、MARS社、3C社とサンデンRS社の共同で行うことを視野に入れ活動を行っていきます。