ニュースリリース

2017

サンデンフォレスト・赤城事業所 第5回 みどりの社会貢献賞を受賞
2017年09月28日

 サンデンホールディングス株式会社は、公益財団法人都市緑化機構が2013年度に創設した「みどりの社会貢献賞」を受賞しました。本受賞は、サンデンフォレスト・赤城事業所(群馬県前橋市)の「近自然工法」※1を導入した敷地造成による生物多様性の回復が評価されたものです。9月20日には、八王子市富士森体育館にて平成29年度全国都市緑化祭の記念式典が開催され、(公財)都市緑化機構会長の矢野龍様より、表彰盾が授与されました。

 みどりの社会貢献賞は、全国都市緑化フェアにおける普及啓発催事の一環として、企業等により良好に管理され、市民開放等による地域貢献や生物多様性保全等の環境活動で顕著な功績のあった企業活動を表彰するもので、「緑地の永続性」、「良好な管理」、「緑地の機能発揮」の3つの審査基準に基づき選定されます。

 「サンデンフォレスト・赤城事業所」は、赤城山南麓の標高約400~480mの里山に位置する、64haの事業所です。2000年から開始した建設を通じ、自然環境を取り戻せるよう敷地の約半分を森林として整備し、残る半分を工場用地として造成しました。


<サンデンフォレスト・赤城事業所(群馬県前橋市)>

<みどりの社会貢献賞 表彰盾>

※1 近自然工法とは、自然本来の回復力で生態系を復元できるよう、人間の手でその最初の段階をつくりあげる工法のことです。


 当社は、サンデンフォレスト・赤城事業所を開発する以前の1998年から、定期的に環境モニタリング調査を実施しています。一時的に減少した敷地内の生物種数は、2014年には開発以前と同等以上に回復し、現在ではゲンジボタルやキンラン、エビネなど多様な生物が確認され、一部で着工時の予想を上回る生物多様性の回復を確認しています。

当社は、これからも生物多様性の推進および自然環境の保全に取り組んでまいります。


<きんらん>

<蛍>


【ご参考】 「環境と産業の矛盾なき共存」というコンセプトのもと、サンデンフォレスト・赤城事業所では、社員や市民へ環境教育の場や体験プログラムを提供し、年間1万5000人が訪れています。生物多様性の推進やこうした環境教育活動に対して、これまでに以下の評価を受けております。


社外からの評価
2008  緑化優良工場 経済産業大臣表彰・朝日企業市民賞
2011  OECD「持続可能な製造業の優れた取り組み」で世界7社の好事例企業として紹介
2013  平成25年度緑化推進運動功労者 内閣総理大臣表彰
2014  SEGES Superlative Stage認定※2
2017  土木学会デザイン賞表彰 優秀賞

※2 SEGESとは、公益財団法人都市緑化機構が企業緑地の保全、環境コミュニケーションから生まれる、社会・環境機能の価値を総合的かつ客観的に評価する「みどりの認定」制度で、Superlative Stageはその最高位になります。