ニュースリリース

2016

サンデン 環境大臣賞受賞 オゾン層保護・地球温暖化防止大賞
2016年09月09日

サンデン・リテールシステム株式会社は、9月8日、コンビニエンスストアやドラッグストア等の「小型店舗向け冷凍機内蔵型/別置型CO2システムの開発と実用化」の成果に対し、日刊工業新聞社主催の「第19回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」において、最高位のひとつである「環境大臣賞」を受賞しました。

飲料や乳製品、冷凍食品などが並ぶショーケースは、冷凍機内蔵型、別置型に大別されますが、サンデンRSは、内蔵型、別置型のいずれもCO2冷媒機器で総合提案できるシステムを実用化しました。「フロン排出抑制法」の施行を背景に、コンビニエンスストア様、飲料メーカー様等のノンフロン化機器導入方針のもと、2015年度までの導入店舗数は100店舗以上となり、製品出荷台数は累計2000台に達しております。


自然冷媒の中でもCO2冷媒は、オゾン層を破壊せず、地球温暖化に対する影響が最も少ない点が特長ですが、①代替フロンに比べ冷凍効率が低い、②CO2冷媒用の高効率な機能部品が少ない、③高耐圧用の肉厚配管が必要で、曲げ加工などの施工性も低いなどの課題があります。サンデングループでは、CO2冷媒に対応した高効率コンプレッサー、熱交換器の開発、別置型システムでの独自圧縮機制御技術、内蔵型での流体解析技術による最適設計により課題を解決しました。


これらの技術開発の成果により、コンビニエンスストア1店舗当たりで、既存の代替フロンシステムと比較して10%以上の省エネ、CO2排出量で約40%の削減を実現しました。

サンデングループは、経営方針に「環境から企業価値を創造する」を掲げています。今後もCO2冷媒機器の開発と普及を進め、地球温暖化防止に貢献してまいります。