SOCIAL社会
技術・品質
技術開発とモノづくりを基本として、品質を第一に考え、常に世界中のお客さまに満足される魅力のある製品、システム、サービスを提供します。
基本的考え方
サンデングループは、社是に「顧客のためになるよい製品を作ります」を掲げています。
これを原点として、企業理念においても、お客様に対する基本姿勢として、「技術開発とモノづくりを基本として品質を第一に考え、魅力のある製品・システム・サービスを提供します。」としています。常にお客様の求める新たな顧客価値を追求し、提供し続けるというお客様第一の精神(カスタマーファースト)を実践し、お客様の信頼に応えていきます。その過程においては、メーカーとして、結果品質としての製品の品質向上はもちろん、あらゆるプロセスでの業務の品質を向上させることを問題意識として活動を推進しています。
また、世界中の人々およびお客さまの環境指向ニーズを的確に捉えた環境貢献新商品の技術開発、商品開発を進めています。
サンデンの品質方針
品質活動はサンデングループ企業理念を支える社員の行動の柱です。
当社は目標達成のためのスローガン”SHIFT”のもと、サンデン品質方針をグローバルに展開し、各拠点で連携し品質を向上させる活動を進めています。
=品質方針=

改善基盤の強化と継続
当社は、創業の精神である「知を以て開き
和を以て豊に」を基本理念として、挑戦と改革の企業文化を醸成し続けてきました。
改善・改革活動は、サンデングループの企業理念を支える社員の行動の基本であり、企業活動にとって普遍的なものです。
トップダウンのプロジェクト活動では、各機能の専門家が相互に連携し、スピーディーな改善・改革を実行しています。
大きな成果を上げたプロジェクトに対しては、表彰制度やインセンティブで従業員の意欲を高める施策を運用しております。
また、ボトムアップ活動として、1989年より小集団活動を継続して行っており、社内の発表会で選抜されたチームを社外大会へ派遣し、他社事例からの刺激を受け、さらなる改善のレベルアップの機会としています。またグローバルでの情報共有と優秀事例の水平展開を行うことで、グローバルの改善レベル底上げを図っています。
また、2023年を「品質の年」と定め、2025年は、その3年目として、お客様第一、品質第一を軸に、以下の具体的な施策を推進しております。
1.お客様要求の把握と品質マネジメントシステムの改革:
お客様のニーズを正確に把握し、それに応じた品質マネジメントシステムを改善することで、より高品質な製品とサービスを提供する活動を行っております。
2.製品品質とモノづくり品質の源流からの作り込み:
新製品開発において、開発段階から製品とモノづくりの品質を徹底的に作り込むことで、初期段階から高品質を確保しております。
3.グローバル品質統制と標準化活動:
品質に関するノウハウを体系化し、これをグローバルに展開することで、全世界で統一された高い品質を維持しております。
4.品質不正防止活動:
昨今の社会的な問題である品質不正を未然に防止するための対策を強化しております。これにより、コンプライアンスを徹底し、社会的信頼を守ることに努めております。
以上の取組みの結果、世界のお客様から品質賞の受賞や高い品質評価を頂くことができました。2025年以降も活動をスパイラルアップさせ、お客様に安全安心で魅力のある製品、システム、サービスを提供できるよう努めていきます。
- 開発体制
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当社グループは、「自動車用コンプレッサーと統合熱マネジメントシステムのグローバルリーダになる」をビジョンに掲げております。
「統合熱マネジメントシステム」を軸に、環境自動車に不可欠なシステムパートナーとなるべく、今まで培ってきた技術を活用した小型・軽量・高効率コンプレッサー、電動コンプレッサー、水加熱ヒーター、自動車用小型・軽量のHVACシステム、ヒートポンプシステムなどの最先端の環境製品開発を進めております。
さらに、資本業務提携先であるハイセンスグループから車両のインターネット接続や人工知能を活用した空調制御などに関連する技術のノウハウ、対応リソース等といったサポートを受けながら、環境製品分野へ資源を集中するとともに、積極的な他社連携によるスピード化を進めております。
これらにより、様々なカメラやセンサーを活用したV2XやDriver Monitoring Systemにより快不快をセンシングして、AIを活用し快適になるようにコントロールすることによりスマートキャビンの実現を進めております。
先行開発においては、次世代環境車対応統合熱マネジメントシステム、コンパクト冷媒ユニット(Compact Refrigerant Unit)の研究開発と、それらの基盤となる要素技術の研究開発を行っております。
一方、近年グローバルで多様に変化する市場や、お客さまの求める価値をより確実に製品という形にするために、グローバル4極体制(日本・欧州・北米・アジア/中国)での開発活動を加速させ、お客さまへの新製品・新技術提案を積極的に行っております。併せて、材料技術、信頼性技術及び生産技術等、グローバルでの技術支援を幅広く展開するグローバル一体開発により、さらなるお客さま価値の向上に努めております。